お正月のフェレット

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いたち(フェレット)

フェレットがいなくなった【脱走・逃がしちゃった】まず最初にすること!連絡すべき各機関とその方法

2018年1月3日

フェレットは高い所に登ります。

「まさか」と思うような隙間にも潜ります。

「いつもはそんな所に入らない」「普段はそんな事しない」は、何の安心材料にもなりません。

とても賢くて好奇心旺盛なこの子達、

「ちょっと目を離したすきに」何をするのかが予測不能なのです。

ニョロリンが網戸を「破ってしまった」なんてヒヤっと話は毎年のように聞きます。

網戸を「自分で開けて出て行こうとしてた」なんて実例だって、これまで何度も聞いた事があります。

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また、お散歩中にハーネスからするりと「抜けてしまった」、「リードが外れてしまった」などのお話しを聞く事もあります。

ニョロリンとのお出掛けはくれぐれも気を付けてあげて下さいね。

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今日は「対策してあげて下さい」のお話しではなく、万が一、逃がしてしまった場合についてのお話しです。

「フェレットが逃げた」は100%飼い主のせいです。

だからと言って、自責の念にかられて、メソメソ泣いてる場合ではありません。

「その子を探す」責任をきちんと最後まで果たして下さい。

そのお手伝いとして参考にして頂けたらなって思います。

いつもどんな時でも言わせて頂いている事ですが…

まず、落ち着いて!

える
える
慌てていると冷静な判断ができないからね
一度、深呼吸をして、落ち着いて、何をするべきなのか思い出してね
わさび
わさび

出典:フェレットワールド(下記参照)

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連絡すべき各機関とその方法

どんな時でも報連相(ほうれんそう)が基本です。

「うちの子がいなくなってしまった」という報告を各所に報告(連絡)して下さい。

もし探すのを手伝ってくれる人がいるのなら、あなたはまずは、その連絡係に徹します(後述しますが、これは飼い主本人がするべき作業なのです)、探しに出てもらう方をお友達に頼みましょう。

出典:フェレットワールド(下記参照)

警察署及び交番

近隣の警察署に電話をして下さい。

その詳細はこちらの記事にも一度、目を通して頂ければ、より分かりやすいかと思われますので、必ず併せてご確認下さい。

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早い段階でまずは近くと思われる交番それぞれにも「うちの子がいなくなりました」と報告をして下さい。

その際には、その子のカラーや特徴、体重などを伝えるのですが、この時「フェレットを知らない人が電話に出ているかもしれない」という事を頭に入れておいて下さい。

そういう人へ「分かるように」説明するんだと理解だけでもしておくと、その後のお話しがスムーズに進められるんじゃないかと思います。

落ち着いてゆっくりと正確にその詳細を伝えるために、予めメモなどにその特徴を写真を見ながら書きだしておくと伝え漏れ等が防げ、より確実にその情報が伝えられると思いますので、この事は是非、覚えておいて頂きたいと思います。

警察署でするべき事

お巡りさんは「迷子ペットの捜索」に協力してくれる機関ではありません。

「探して下さい」の依頼は出来ません。

これは、関係各所に連絡をした後にする事ですが、「迷子ポスターのビラを配る」必要が出てくる可能性がある場合には、「道路使用許可申請書を出したい」と伝えておくと後々のお話しがスムーズに進められるかと思います。

道路使用許可申請書

日本の公道でチラシ配布をする際には、道路交通法 の第77条により、所轄警察署署長宛に「道路使用許可申請書」を提出し、許可をとらなければなりません。

許可無く勝手にやると怒られますので、お気を付け下さいね。

参考:道路使用許可申請手続きについて(警視庁)

迷子ポスターを貼るなら

「迷子ポスターを電柱や壁に貼る」場合は、その道路の管理者(市区町村)や私有地の管理者に直接お願いする事になります。

「電柱は電力会社の持ち物なので、掲載する場合は電力会社に許可を取るように」と言われる事もありますが、電柱の所有者より先に、その電柱を管理している(電柱が立ってる土地の)自治体に連絡を取った方が話が早く進むような気がします。

これは、私の経験談でしかありませんが、その電柱が電力会社のものなのか電話会社のものなのか、なんの電柱なのか分からなくて二度手間三度手間になった事があるからです。

「この電柱に貼りたい」って、自治体の方に相談したら、全部教えて下さったりする事があるので、順番としては「自治体→電柱所有者」と覚えておくと良いんじゃないかと思います。

※教えてもらえない事もありますので(それは別に意地悪とかでは無いので落ち込まないで下さい。でも、その場合には)自力で何とか調べてみて下さい。

こちらも許可無く勝手にやると怒られますので、くれぐれも無許可ではやらないようにして下さいね。

近くの動物病院

「知らない動物を保護した」として動物病院を頼る方というのは意外と多くいらっしゃいます。

普段はフェレットを診ていない動物病院だったとしても、そういう事情は保護して下さっただけの方には分かりません。

「とりあえず」近くの動物病院へ連れて行って下さる方が大半ですので、情報収集の為にも近所の動物病院へはフェレットを診てる診ていないに関わらず、片っ端から連絡をしてみましょう。

保健所(愛護センター)

フェレットの場合、警察署内で保護されている場合が多い(またはその期間が長い)ため、こちらへの連絡は慌ててする必要はありませんが、長く動物達の保護活動に携わってきた私の個人的な経験だけで言わせて頂くと…

  • フェレットは「飼い主による持ち込みが多かった」という昔の事実から「迷子ではない=処分を望まれてる」という認識でいる場所がある
  • 巷で言われている動物達の「7日間の保護期間」というのは、絶対的に徹底されている決まりでも何でも無い(命の保証期間日数はあてにならない)

という事だけは、お伝えしておきたいと思います。

慌ててする必要はありませんが、ノンビリしている時間もあまり無いって事だけは頭に入れておいて下さい。

また、運よく、そこで見付かった時には、引き取り時に保護日数ごとに日割りで宿泊費などがかかる場合もありますので、予めその旨、ご確認されてから、迎えに行ってあげて下さいね。

清掃局(清掃事務所)

こちらでもお話しさせて頂きましたが、「動物の死骸は一般廃棄物」です。

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交通事故に遭うなどして死亡していた場合、その死骸は地域の清掃局が回収する事になります。

考えたく無い状況ではありますが、可能性は0ではありません。

脱走させてしまったエリアの清掃局に連絡をして 収容がないかの確認をしましょう。

心がおれる作業にはなりますが、「見付けてあげる」ためには忘れてはいけない必要な連絡先となります。

SNSの使い方

これは何気に「一番優れた」情報の拡散・収集ツールかと思います。

TwitterでもFacebookでも(他にもたくさんあるんだと思います)使いこなせている方は良いのですが、私のように「全然使いこなせない」という方は「使える誰かに頼って」でも活用すべきかと思います。

もちろん、ここ「いたちのおうち」も使って下さい。

その際には

「どこから逃げたか」

「何時ごろからいないのか」

「どんな子なのか(その特徴)」

その詳細を出来るだけ詳しく自ら発信する事を心掛けて下さい。

これだけ個人情報の保護に敏感になっている時代です。ぼんやりとした迷子情報で誰かに頼っても、第三者の口からは「教えられません」の方が多くなってしまい、きちんとした情報として伝わっていない事例をこれまでに何度か目にしてきました。

それでは意味が無いのです。

その子を見付けてあげるための「この子がいなくなったという正確な情報」は、飼い主であるあなたにしか発信できない事なのだという事を肝に銘じておいて下さい。

すでに誰かが保護して下さっている場合や、近くでの目撃情報が上がっている場合もあるかもしれません。

それらの情報と照らし合わせる作業も忘れずにしてもらって下さいね。

こちら、フェレットワールド中野店さんのインスタグラムよりお借りしてきました。

フェレットワールド中野店の電話番号は「03-5345-5944」です。

ご利用の際にはお掛け間違えのないよう、お気を付け下さい。

IFSやその他の登録機関

その子がマイクロチップを装着していて、あなたがきちんとその登録をしているのなら、向こうから連絡があっても良さそうな話しではありますが、悠長に待っている場合ではありませんし、これまで

「問い合わせて分かった」などという話を聞いたこともあります。

なので、登録をされている箇所全てに連絡をして下さい。

マイクロチップを埋めていなかったり、マイクロチップは埋めてあっても、あなたが登録をしていなければ、こういう時には全くその意味を成しません。

それでも、そういう情報が無いか「問い合わせてみる」価値は0ではありませんので、思いつく限りの箇所に連絡をしてみて下さい。

マイクロチップやIFS、その他の「思いつく限りの箇所」については、こちらの記事でその詳細をご確認頂けたらと思います。

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その他

ワンちゃんや猫ちゃんと違い、この子達がいきなり広範囲を移動するという事はあまり考えられません。

近くの車の下や狭い隙間に隠れている事があります。

私が脱走させてしまった時は、ご近所さんの犬小屋の中で発見されました。

その時のお話しはこちらの記事になります。

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近所の方や、お店などに目撃情報が無いか、確認だけでもしてあげてみて下さい。

脱走から2週間後、1カ月後に見つかったケースもあります。

たったの数日ぽっちで諦めてしまう事だけは絶対にしないで下さい。

ちゃんと希望を持ってきちんと探してあげて下さいね。

今日のアイキャッチ画像

実は、今日の記事は元々あったページを土台にして、私なりに書き直させてもらったものです。

その骨組みを書いていたのは、この可愛い写真を撮って下さったlittle patchさんです。

little patchさんも、「一匹でも多くのフェレットの為に」と、今日現在も個人でフェレットの保護活動は実際にされていらっしゃいますが、そのページは無くなってしまいました。

そのページが無くなってしまう前に「せっかくだから残したい。いたちのおうちに転載したい。」と申し出て、きちんとその許可も頂いています。

だいぶ、いたちのおうち風味になってしまいましたが、

どうか、「一匹でも多くのフェレットのために」という、思いが伝わりますように…

脱走ニョロリンが皆、お家に帰れますように☆彡

今日のお話し、こちらに「なぜそうするのか」をメインにまとめました。

フェレットを逃がしちゃた!探す時そうした方が良い理由と各所への問い合わせ方とベストなタイミング

頭と気持ちの整理を兼ねて、一度お読み頂いておくと、いざという時のお役に立てるんじゃないかと思います。

little patchさんはカメラマン

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